はじめに
こんにちは、missi です。「AWS 環境に WordPress をなるべくお金をかけずに構築していく」のシリーズとして記事を書いています。このシリーズでは、「AWS 上に WordPress を構築するために必要なリソースを最小限に抑え、コストを抑える方法について」お届けしています。前回は「セキュリィグループを作成する」と「IAM ロールを作成する」をテーマにお伝えしましたが、今回は「Amazon EC2 で Amazon Linux 2 を起動する」をテーマにご紹介したいと思います。
AWS で WordPress を利用する
AWSでWordPressを利用するには、以下のような方法があります。
- Amazon Lightsailを利用する方法
Amazon Lightsailは、AWSが提供するWebアプリケーションやWebサイトを簡単に展開できるサービスです。WordPressのインストールが簡単にできるため、初めてのユーザーでも利用しやすいです。また、初期費用が安く、月額料金も比較的安いため、予算を抑えながらWordPressを利用することができます。 - Amazon EC2を利用する方法
Amazon EC2を利用してWordPressを展開することもできます。ただし、EC2はインスタンスの起動やセキュリティグループの設定などの手順が多いため、初めて利用する場合は少し難しいかもしれません。また、EC2を利用する場合は、インスタンスの稼働時間やストレージの使用量によって、利用料金が発生するため、注意が必要です。
Amazon EC2 を利用する
Amazon EC2 を利用して Amazon Linux 2 インスタンスを起動する手順は以下のとおりです。
Amazon Linux 2 を起動する
- Amazon EC2インスタンスの起動
まずは、AWSマネジメントコンソールにログインし、EC2コンソールに移動します。EC2コンソールで、インスタンスの起動をクリックします。その後、以下の手順でEC2インスタンスを起動します。
- Amazon Linux 2 AMIを選択します。
- なるべくお金をかけずに構築するため、インスタンスタイプは、t2.micro を選択します。t2.micro は12 か月間無料で利用可能なインスタンスタイプで、無料枠内で利用することができます。
- ストレージは、8GB〜30GBを選択します。
無料利用枠の対象の場合、最大 30 GB の EBS 汎用 (SSD) ストレージを無料利用枠内で利用することができます。 - ネットワーク設定のセクションを開きます。
- VPCに、事前に作成済みのVPCを選択します。(参考:VPCを作成する)
- サブネットに、事前に作成済みのパブリックサブネットを設定します。(参考:VPCを作成する)
- パブリック IP の自動割り当てで、有効化を選択します。
- セキュリティグループに、事前に作成済みのセキュリティグループを追加します。 (参考:セキュリティグループを作成する)
- 高度な詳細のセクションを開きます。
- IAM instance profile に、事前に作成済みのIAMロールを選択します。(参考:IAM ロールを作成する)
- インスタンスの起動時に、キーペアを選択して起動します。キーペアがない場合は、新規に作成してください。
以上で、Amazon EC2 インスタンスに Amazon Linux 2 を起動しました。
おわりに
今回の記事は以上となります。このシリーズでは、「AWS 環境に WordPress をなるべくお金をかけずに構築していく」をお届けしていますので、ぜひ過去の記事もご覧ください。