目次
はじめに
こんにちは、missi です。「AWS 環境に WordPress をなるべくお金をかけずに構築していく」のシリーズとして記事を書いています。このシリーズでは、「AWS 上に WordPress を構築するために必要なリソースを最小限に抑え、コストを抑える方法について」お届けしています。前回は「Amazon Linux 2 に WP-CLI をインストールする」をテーマにお伝えしましたが、今回は「Amazon Linux 2 に WP-CLI を使用して WordPress をインストールする」をテーマにご紹介したいと思います。
WordPress のインストール
Amazon Linux 2 に WP-CLI を使用して WordPress をインストールする手順は以下の通りです。
インストールディレクトリへ移動
WordPress をインストールするディレクトリに移動します。
cd /var/www/html/example.com
WordPress のダウンロード
WP-CLIを使用してWordPressをダウンロードします。
sudo -u apache /usr/local/bin/wp core download --locale=ja
ここで、ja
は使用する言語のコードです。必要に応じて変更してください。
wp-config.php
ファイルの作成
以下のコマンドを実行して、wp-config.php ファイルを作成します。
sudo -u apache /usr/local/bin/wp config create --dbname=mywordpressdb --dbuser=mywordpressuser --dbpass=mywordpresspass --dbhost=localhost --dbprefix=wp_
ここで、mywordpressdb
、mywordpressuser
、およびmywordpresspass
は、WordPressが使用するデータベースの名前、ユーザー名、およびパスワードです。必要に応じて変更してください。(参考:MariaDB に WordPress 用のデータベース環境を作成する)
wp-config.php ファイルに設定追加
WordPress をインストールしたディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行して、wp-config.php ファイルを開きます。
sudo vi wp-config.php
「/* Add any custom values・・・”stop editing”・・・」から「/* That’s all, stop editing!・・・」の間に、以下を追加します。
/* Add any custom values between this line and the "stop editing" line. */
if (isset($_SERVER['HTTP_X_FORWARDED_PROTO']) && $_SERVER['HTTP_X_FORWARDED_PROTO'] === 'https') {
$_SERVER['HTTPS'] = 'on';
} elseif (isset( $_SERVER['HTTP_CLOUDFRONT_FORWARDED_PROTO']) && $_SERVER['HTTP_CLOUDFRONT_FORWARDED_PROTO'] === 'https') {
$_SERVER['HTTPS'] ='on';
}
/* That's all, stop editing! Happy publishing. */
WordPress のインストール
以下のコマンドを実行して、WordPress をインストールします。
wp core install --url=http://example.com --title=Example --admin_user=myadmin --admin_password=myadminpassword --admin_email=admin@example.com
ここで、http://example.com
は WordPress サイトの URL です。Example
はサイトのタイトルです。myadmin
と myadminpassword
は管理者ユーザー名とパスワードです。admin@example.com
は管理者のメールアドレスです。必要に応じて変更してください。
おわりに
今回の記事は以上となります。このシリーズでは、「AWS 環境に WordPress をなるべくお金をかけずに構築していく」をお届けしていますので、ぜひ過去の記事もご覧ください。